<第1回英語ディベート研究プロジェクト会の報告>
1 県ディベート大会及びよさこいカップについて(1)来年度に向けた改善
①ルール・審査方法の説明DVDの導入
・ジャッジによる審査方法のばらつきを解消するため、ルール及び審査方法の説明をするDVD(日・英)を作成し、事前のジャッジ周知会や大会当日の打ち合わせ会等で使い、ルール及び審査方法の周知徹底を図る。
②生徒へのフィードバックの改善
・試合後にジャッジが記入し、両チームに渡すコメントシートを廃止する。・試合間の時間を従来よりも長く設け、両チームへの口頭でのフィードバックの時間を増やす。最低でも25分(15分[フィードバック5分/1名]+10分[休憩])程度は必要か。
・生徒が試合を振り返り、記入する「振り返りシート」(仮称)を検討する。
・決勝戦を振り返り、勝敗を決したポイントなどを解説する。
③論点づくりへの支援
・立論における論点づくりが不十分な参加チームがあるので、参加校への論点づくりの必読テンプレートを配布し、周知徹底を図る。
(2)来年度の日程・会場
①第16回高知県英語ディベート大会期日:10月23日(日)(予定)※2月20日役員会で正式決定する
場所:高知大学(予定)
論題:未決定
②第6回よさこいカップ
期日:12月11日(日)又は18日(日)あたり(予定)※会場校の都合を確認する必要あり。後日正式発表。
場所:高知南高校(輪番)
論題:『高速道路を無料化すべき。』
※2月20日役員会で正式決定し、2月末までには英語表現も発表する予定。
2 「第10回全国高校生英語ディベート大会」の報告(高知追手前高校)
全国大会に出場した高知追手前高校チームの引率教員である池田真知先生に大会報告をしていただきました。以下がその概要です。結果は全試合引き分け(全国大会はジャッジ2名制なので引き分けがある)。全国のチームは概して英語運用能力が高く、言いたいことが英語で言えているという印象。チーフジャッジによる説明やコメントが非常にわかりやすく説得力があった。何が良かったか、何が足らなかったのかなど、生徒も教員も貴重な学びの機会となった。生徒たちは、帰校後も「英語ディベートの部活を作ろう!」と高いモチベーションを維持。センター試験のリスニング過去問を使った練習では、以前は5~6割程度の正解率だったが、今では8~9割以上正解できるようになった。授業を通じたディベー
ト学習、県大会、全国大会という経験を積み重ねたことで、日頃の授業や家庭学習への姿勢・モチベーションが強化され、たとえばCDで英語を聞く量が増えたり、英語を書く課題にもこれまで以上に積極的に取り組んだりするようになったのだと思う。
全国大会出場校のほとんどが各都道府県大会を経ているが、特に部活動として取り組んでいる高校もあり、他校を訪問して練習試合を積み重ね実力を高めている学校もある。追手前も高知西と練習試合を3試合行い、全国大会への最終準備もでき、大変貴重な有意義な時間となった。
池田先生、ご報告ありがとうございました。
3 英語ディベート指導ビデオ教材・第2弾の研究開発について
(1)指導者・ジャッジ養成教員及びジャッジ対象のルール・審査方法の説明DVDを作成する。原稿案を丸の内高校の澤田先生が作成し、2月26日(金)18:30に県立大学永国寺Cで検討する。できれば撮影まで行い、平成28年度の大会に間に合うようにする。
(2)生徒用DVD
(1)の作成後、『第1弾DVD』を活用したjudgingモデルを説明したDVD作成に取り掛かる。
4 その他(検討事項)
(1)平成28年度から役員・ジャッジへの旅費支給(県立高校教員)(2)ジャッジングについてワークショップ開催(市立浦和高校浜野先生の招致)