5月15日(日)に平成28年度第1回研究プロジェクトを岡豊高校で開催しましたので、以下その内容を報告します。
●授業研究プロジェクト(第3回プロジェクト会)報告者:足達(岡豊)
1.簡単に自己紹介
2.実践交流
前回の会で挙げられた個々の授業の課題から、①主体的な学び、②生徒が使う
英語の質と量、③フィードバックで育てる、という3つの視点から現在の実践に
ついて一人5分程度の報告
2.実践交流
前回の会で挙げられた個々の授業の課題から、①主体的な学び、②生徒が使う
英語の質と量、③フィードバックで育てる、という3つの視点から現在の実践に
ついて一人5分程度の報告
3.ビデオ視聴
稲岡先生の授業を見て分析・意見交換
・徹底的に口頭練習していて、リハが十分できているから、生徒は当てられても
自信を持って発言できる
・復習のwillの練習、今回のポイントのbecauseの使用まで、やっている手順は
同じだが、いろいろな方法で練習させている
・良好な人間関係が構築されており、誰が発表するときも皆しっかり聴いている
・生徒がどんな発言をしても、先生が突っ込みを入れて答えてくれる。聴いて
・復習のwillの練習、今回のポイントのbecauseの使用まで、やっている手順は
同じだが、いろいろな方法で練習させている
・良好な人間関係が構築されており、誰が発表するときも皆しっかり聴いている
・生徒がどんな発言をしても、先生が突っ込みを入れて答えてくれる。聴いて
もらえるという実感があり、当てられても嫌がることなく発言できる。間違
っても先生がさりげなく訂正してくれる。何を言ってもいいという安心感がある。
・稲岡先生は英語の授業で子供たちの居場所を作っている
・teacher talkでもデモンストレーションでもどんな時も常に生徒を巻き込んで
・稲岡先生は英語の授業で子供たちの居場所を作っている
・teacher talkでもデモンストレーションでもどんな時も常に生徒を巻き込んで
英語を使う機会を全体に与えている
・生徒はこの授業ですごいことを英語で言っているわけではないが、今日の授業
のターゲットは確実に言えるようになっている。今回の授業で完結ではなく、
・生徒はこの授業ですごいことを英語で言っているわけではないが、今日の授業
のターゲットは確実に言えるようになっている。今回の授業で完結ではなく、
ここで使えるようになった表現がまた将来別の場所で使えればいい。
4.これからについて
(1)Online Book Club を始める
田中武夫・田中和聡(2014)『英語教師のための英文法指導デザイン』(大修館)
を週に1章ずつ読み進める。
第1回は6月6日(月)にスタートする。第1章を読んで、感想、意見をメー
リングリストで送る。次回のプロジェクトで集まったときに、レポートした章の
協議を行う。
田中武夫・田中和聡(2014)『英語教師のための英文法指導デザイン』(大修館)
を週に1章ずつ読み進める。
第1回は6月6日(月)にスタートする。第1章を読んで、感想、意見をメー
リングリストで送る。次回のプロジェクトで集まったときに、レポートした章の
協議を行う。
以下、高知工科大学の長崎政浩先生からのアドバイスを掲載します!
<Online Book
Club 書き込みガイド>
1 参考になった点/学んだ点/よかった点/おもしろかった点
2 わかりにくい点/疑問・質問/さらなる説明・解説が必要な点
3 やってみたいと思ったこと/応用できそうなこと
4 読み会のメンバーと共有したいこと
5 自分自身の経験(生徒して、教師として)や実践にもとづく考察や評価
6 うまくいったこと、生徒が変わったこと。
2 わかりにくい点/疑問・質問/さらなる説明・解説が必要な点
3 やってみたいと思ったこと/応用できそうなこと
4 読み会のメンバーと共有したいこと
5 自分自身の経験(生徒して、教師として)や実践にもとづく考察や評価
6 うまくいったこと、生徒が変わったこと。
<ブッククラブとは?>
吉田新一郎さんによって日本に紹介された学びの方法です。吉田さんの
紹介文によると、「ブッククラブは、
①楽しく、②読むことが好きになり、③刺激があり、④大きな学びがあり、
⑤人間関係を築くために、最高の機会となります。
紹介文によると、「ブッククラブは、
①楽しく、②読むことが好きになり、③刺激があり、④大きな学びがあり、
⑤人間関係を築くために、最高の機会となります。
参考 http://www.shinhyoron.co.jp/978-4-7948-0928-5.html
<楽しく続ける・無理をしない>
ぜひ、楽しく、そして、自分自身の日々の授業と関連付けながら、読み、
語り合っていきましょう。続ける秘訣は決して無理をしないこと。感じたこと、
気づいたことを何でもいいし、短くてもいいので、送ってください。
そして、仲間の書き込みを読んで、心が動いたり、気づいたことがあったら、
返信を書きましょう。
今、アクティブラーニングや探究型学習など、学び方を変えようとする動きが
あります。しかし、これらが成功するためには、教師がアクティブに学び続ける
ことが重要です。生き生きと楽しく学び続けている教師から子どもたちは学びた
いはずです。
語り合っていきましょう。続ける秘訣は決して無理をしないこと。感じたこと、
気づいたことを何でもいいし、短くてもいいので、送ってください。
そして、仲間の書き込みを読んで、心が動いたり、気づいたことがあったら、
返信を書きましょう。
今、アクティブラーニングや探究型学習など、学び方を変えようとする動きが
あります。しかし、これらが成功するためには、教師がアクティブに学び続ける
ことが重要です。生き生きと楽しく学び続けている教師から子どもたちは学びた
いはずです。
(2)次回は6月25日(土)岡豊高校
持参物: レポート(A41枚程度・10部)
レポートの内容:
レポートの内容:
①主体的な学び、②生徒が使う英語の質と量、③フィードバックで育てる、の中
から自分のテーマを1つ(3つでもよい)選び、各自の授業で実践を行う。この1か
月の授業でやったこととその振り返りを書いてくる。
●テスティング研究プロジェクト(第5回プロジェクト会)
報告者:金井(四万十)
【主な内容】
『英語4技能評価の理論と実践』の輪読の2回目でした。担当者が理論編と
【主な内容】
『英語4技能評価の理論と実践』の輪読の2回目でした。担当者が理論編と
実践編
の1章をワンペーパーにまとめて、内容を報告しました。その後、
グループで話をしてから全体で共有しました。
【輪読内容】
★担当①(香北中学校 田村】
・理論編4.リーディングの評価
・実践編⑧.リプロダクションを用いたリーディングとライティングの技能統合
型活動の実践と評価
⇒話し合いの中心は、定期試験のリーディング問題に関してでした。教科書の
★担当①(香北中学校 田村】
・理論編4.リーディングの評価
・実践編⑧.リプロダクションを用いたリーディングとライティングの技能統合
型活動の実践と評価
⇒話し合いの中心は、定期試験のリーディング問題に関してでした。教科書の
英文中の単語を書きかえてパラレルな英文にして出題しているという話や、
同じテーマの他社の教科書を活用しているという話が出ました。また、初見の
英文は毎回試験に出さなくても、学期に1回出したり、または模擬試験で読解力
を見とることができるのでは、という話にもなりました。
★担当②(高知追手前高校 山田】
・理論編5.リスニングの評価
・実践編⑨.リスニングとライティングの技能統合的活動の実践と評価
⑫.インプットからアウトプットをつなぐリスニング指導の実践と評価
⑬.中学校におけるディベート活動の実践と評価
⑯.動画鑑賞による語彙学習と技能統合的活動の実践と評価
・実践編⑨.リスニングとライティングの技能統合的活動の実践と評価
⑫.インプットからアウトプットをつなぐリスニング指導の実践と評価
⑬.中学校におけるディベート活動の実践と評価
⑯.動画鑑賞による語彙学習と技能統合的活動の実践と評価
⇒授業の中でのリスニング指導は、何度も繰り返し聞かせることが大事だという
ことが共通した意見でした。また、同じ英文でも、違う人(男性・女性・出身
国等)の音声を聞かせることもよい練習になるという話にもなりました。