2.16.2015

「英語教育セミナー21 in 幡多」参加レポート

去る2月7日(土)に中村高校で開催されました「英語教育セミナー21 in 幡多」の参加者からレポートが届きましたので、ご紹介いたします。

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●今回紹介していただいた英語定着のための方法はどれも初めて聞くものばかりでしたが、科全体、学校全体で取り組むことがきれば、どの学校でも実現不可能なことではないと思いました。特に中村中・高校は中高6年間を見据えたプランを立てることで、さらに魅力のある英語の授業になるのではないかと思います。れから15年後、自分が科を率いる立場ならどのような判断をすべきか、考えながらお話を聴かせていただきました。

●現在中学校2年生と高校3年生を担当していますが、中学校の内を違う方法で5回繰り返せば学力があがるというお話や、大学入試では中学校文法がとても大切だというお話を聞き、中村中学校の子どもたちに還元し、今の中学生が卒業を控える今の時期に、全員が自尊心を持ち、中村高校を卒業してほしいと心から感じさせられたお話でした。ありがとうございました。
 
中学校の部分の土台作りが大切だと改めて思いました。5 round方式はすごくいい方法だと思います。実践も難しくなさそうですし、中学校に是非取り入れて欲しいと思います。

定着の大切さを改めて感じました。具体的な指導を知ることが来て、本当によかったです。もっとたくさん学びたいです。是非またよろしくおねがいします。PS もし次回も参加できたら、家庭学習の定着という観点のお話があれば聞かせてもらいたいです。
 
本日は遠方よりお越しいただき、誠にありがとうございました。今回の講演会で最も興味を持ったのは、「5ラウンドシステム」です。中学校での実践のようですが、高校でも応用できないだろうかと思いました。高校の教科書内容は量が中学校とは違うので、5回も繰り返す
には無理がありますが、レッスンごとに3ラウンドに細分化するなどして取り組めるのではないかと思います。4月から初めて新課程で教えることになるので、授業改善の大きなヒントをいただきました。研究会ついても中村高校には若い先生方が多く、私のような中堅教員も新課程に取り組む上で大きな礎になるのではと思います。幡多は辺境の地ですが、生徒たちは吸収力も強く、研究会から色々なやり方を伝播できたらいいですね。
 
27()に中村高校で行なわれました、金谷先生による講演会参加させていただきました。基礎・基本の大切さ、「定着」という言葉が持つ、本当の意味が少し見えてきた気がしました。あたり前に、長年言い続けられてきた「基礎学力の定着」といわれるものですが、
実際に、現場で授業をされている先生方は、おそらく、わかっているけど、とにかくシラバスを終了させることに精一杯で、繰り返し教科書を使う余裕がないといったのが、音だったりするわけですが、その「わかっているけど」に落とし穴があるのではないかと再度、気付かされました。「とにかくこなす」から、まず脱却しなければならないと思います。これだけは、忘れずに実行しなければならないと思ったことは、「規則を意識せずに英語が運用できる状態にするためには」何をしなければならないのかを、常に意識して授業するということです。決まり文句を覚えて言えるのは、低次元の英語運用とおっしゃった先生の言葉が、心に響きました。現在の言語学習環境の中で、「自動化」に近づけるまで英語力を伸ばしていくためには、教員自身が絶対に意識しておかなければならないことではないかと思いました。中村中・高の鍵は、連結にあると思います。6間を通して、どのような生徒を育てたいか、本気で話し合いをする「とき」が、今なのではないかと思いました。教員の配置人数など、物理的に越えなければならない壁はありますが、それを言い訳にはできないなと思いました。ある環境・状況の中で自分たちに出来ることを、未来を担う生徒たちために、精一杯やっていかなければならないと思いました。講演会に参加できたこと、心より感謝いたします。

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レポート、ありがとうございました。