2011年12月23日(金)、高知会館にて(株)ベネッセコーポレーション主催の「新課程を機にこれからの英語指導法を考える会」が開催され(ベネッセ3名、高校13名、県教委3名が参加)、can-do listについて学習しました。
まず、ベネッセコーポレーションの足立さんから、新学習指導要領を踏まえた英語指導の到達度目標(can-do list)の意義、作成方法、効果的な活用についての丁寧な説明があり、参加者は基本的な概念、得られる効果、全国の高校の事例などについて知ることができました。
続いて行われた参加者のグループ協議では、実際にcan-do listを活用する場面を踏まえた次のような意見が出されました。
・教員の共通認識を高めるためには、授業で行う言語活動等を示したdo-listが必要
・生徒にわかりやすい学習到達目標(can-do list)を設定することが必要
・福岡県立修猷館高校のcan-do list、高知県中学校外国語モデルプランがわかりやすい
グループ協議で出された意見を総括すると、学校現場で役に立つ、生徒にわかりやすいcan-do listが必要だろうということで、その条件は概ね次のようになります。
(1)具体的な活動やタスクが明示されている
(2)外部指標が明示されている。
(3)教材のレベル・内容が明示されている。
今後は、月1回のペースで会を継続し、年度内に県内の高校教員が実際に活用できる到達度目標の1つのモデルを作成する方向で進めることになりましたが、can-do listは一度できればそれで終わりではなく、活用しながら効果を検証し、改善することが最も大切だということを学びました。平成24年度には、参加者がそれぞれの所属校で英語学習到達度目標の作成・活用という取組を牽引し、「作成→活用→検証→改善」というサイクルでそれぞれの学校の英語教育を見直すシステムができることを期待したいと思います。
なお、次回第2回の会までの宿題が出ました。
<宿題>
参加者各自の学校の3年間の英語教育の最終学習到達目標および各学年の学習到達目標 を言語化して持参する。
特に、共通の枠組みは設定していません。とりあえず、目標を言葉にしてみましょうということです。1月の第2回の会に参加希望者の方は、下記世話人(山田@高等学校課)までご連絡ください。
世話人
山田憲昭 noriaki_yamada@kt5.kochinet.ed.jp